ソニー、バックアップSDカードを発表--PCに差しておくだけで自動バックアップ

 ソニーは7月18日、データのバックアップ機能を備えたSDカードを発表した。PCのSDカードスロットに差しておくだけで、自動でバックアップをとることができる。16Gバイトの「SN-BA16」(店頭想定価格:3800円前後)、32Gバイトの「SN-BA32」(同:6500円前後)、64Gバイトの「SN-BA64」(同:1万4000円前後)の3モデルをラインアップする。発売は8月20日(SN-BA64のみ9月15日)。

  • 「SN-BA16/BA32/BA64」

 SDカード内の付属ソフト「Real-Time Backup Utility」を、インストールすることで、SDカード内への自動バックアップができる。バックアップ対象フォルダやバックアップデータの暗号化の有無は初期設定時に選択が可能。指定されたフォルダ内でファイルが新規作成、上書きされるとバックグラウンドでバックアップが開始される仕組みだ。

 ソニーでは「バックアップために時間を割きたくない」「外付けHDDへのバックアップは面倒」といったユーザーの声をいかし、今回のバックアップ機能付きSDカードを開発。マウスやプリンタ、スマートフォンなどが接続されている可能性が高いUSBポートではなく、比較的空いていることの多いSDカードスロットを有効活用することで、手間のいらないバックアップを実現する。

 新規作成や上書きといった操作に応じてリアルタイムでバックアップがとれることが特徴で、バックアップ済みファイルはアイコンで表示。PCからデータが削除された際は、バックアップデータからも同様に削除されるとしている。対応OSは、Windows XP(SP3)/Vista(SP2)/7(SP1)/8以降で、16、32GバイトモデルはSDHC、64GバイトはSDXCフォーマットになる。

 今回の製品発表にあわせ、バックアップアプリを期間限定で疑似体験できるプロモーションも実施する。 手持ちのSDカードに、専用のウェブサイトからバックアップアプリをダウンロードすることで「バックアップSDカード」として試用できるというもの。期間は30日間限定で、機能制限は設けていない。

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