Googleは、ファイル、写真、連絡先をワイヤレスで共有するスマートフォンアプリを開発するBumpを買収した(金額は非公表)。Bumpの共同創設者で最高経営責任者(CEO)を務めるDavid Lieb氏が、米国時間9月16日午前のブログ投稿とツイートでこれを発表し、Googleは米CNETに対してこの買収を認めた。
2008年創設のBumpはGoogleに買収される前に、Andreessen HorowitzやSequoia Capitalを含む複数の著名なベンチャーキャピタル企業から約2000万ドルの資金を調達している。ある情報筋がAllThingsDに伝えたところによると、今回の買収金額は3000万〜6000万ドルだという。
Lieb氏は、「われわれは、背後にある数学、データ処理、アルゴリズムにおけるイノベーションによって実現される、魔法のように感じられる体験の創造に努めている」と述べた。「そのため、困難な問題にコンピューティングを適用することによって、われわれが互いに、そして世界と作用する方法を根本的に変えることができるというわれわれの信念を共有するGoogleに加わることに、この上なく感激している」(Lieb氏)
カリフォルニア州マウンテンビューを拠点とする新興企業であるBumpは、2台のスマートフォンを軽くぶつけ合うことによって友人や他人とコンテンツを交換する楽しい技術を開発し、早くからユーザーらの支持を集めた。「Bump」アプリケーションはこの数年間で徐々に目にする機会が減っていったようだが、同社は最近、グループのフォトアルバム向けのアプリである「Flock」をリリースしている。BumpもFlockもしばらく提供が続けられる予定だとLieb氏は述べた。
Googleの広報担当者は米CNETに対し、「Bumpのチームは、ユーザーが愛する製品を短期間に構築して開発する卓越した能力を実証しており、まさしくGoogleにぴったりだと考えている」と述べた。
この買収は、「iOS 7」のリリースを直前に控えた時期に発表されている。iOS 7には、他の「iOS」ユーザーとコンテンツをワイヤレスで共有する「AirDrop」という機能が搭載される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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