Windows PhoneはMicrosoftのスマートフォン向けOSであり、ユーザーが選んだ背景色から浮き上がって見える、白いテキストとわかりやすいシンプルなアイコンから構成されている。似ていると思わないだろうか?
Windows Phoneの場合は画面上にそれらの「Live Tile」が格子状に並べられるのに対し、GALAXY Gearの場合は、時計用の小さな画面に合わせて、できるだけわかりやすくなるように、1度に1つのタイルしか表示されない。これは、最小限のスクリーンを最大限に活用する方法としては効果的だが、Windows Phoneと似ていることを否定するのは難しい。
GALAXY Gearは、本体の色と一致するように画面の色を変更することもできるが、このアイデアは、Windows Phoneを搭載し、明るい色のボディを持つNokiaのLuminaシリーズのスマートフォンユーザーにはおなじみのものだ。
Windows Phoneのことは脇に置いて、GALAXY Gearの話に戻ろう。GALAXY Gearの文字盤部はメタルでできており、柔軟でラバー風のわずかに溝のあるベルトに、長さを調整可能なバックルがついている。色は6種類が用意されており、そのうち5つは、ブラック、グレー、オレンジ、ライムグリーン、ベージュに、文字盤部とバックルがシルバーの組み合わせになっている。6つめは、色がベージュで、メタル部分はシャンパン風ゴールドの組み合わせだ。
このラバー風ベルトは頑丈に感じられるが、やや汗でべとつく場合があり、特に運動をして、このデバイスを記録に使おうという場合にはそれを強く感じるかもしれない。筆者はメタルバンドのバージョンを出してほしいと思っているし、その方が大人向けに感じられるだろう。サムスンは、将来そのような計画もあることをほのめかしていた。
GALAXY Gearの内側にには、充電の際に使用する充電用端子の列がある。充電には、珍しい形のドックで挟み込む必要がある。これは、小さな写真フレームに少し似た形をしていて、蝶番で開いてGALAXY Gearを挟むようになっており、一種のスタンドにもなる。このドックには標準的なMicro-USBポートがあるが、デバイスそのものにはポートは付いていない。これは、ドックを一緒に持ち運ぶか、バッテリが切れて充電する手段がない状態になるリスクを我慢するかを選ぶ必要があることを意味している。
ベルトの一方には、1.9メガピクセルのカメラが組み込まれており、ベルトから少し頭が出る形になっている。サムスンはこれを「Memographer」と読んでおり、高品質なすばらしい写真よりも、解像度の低いスナップ写真や、短い動画を撮ることを優先したものだとしている。このカメラに用意されているオプションは、基本的なもので、自動、接写のどちらかを選択でき、画像サイズを2つから選べるだけだ。写真のサイズは、1392×1392ピクセルか、1280×960ピクセルのどちらかになっている。動画は音声付きで10秒間録画でき、サイズは720p、640×640ピクセル、640×480ピクセル、480×480ピクセルから選べる。
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