写真を撮るには、ホーム画面から上にスワイプし、画面をタップする。このカメラでは、実際に画面をタップした瞬間から少し後の写真しかとれないため、速く動くものを撮影するのには苦労した。
時計の文字盤を腕の外側に向けて巻いた場合は、カメラは手の下側、小指に近い方に位置することになる。アイスクリームを食べたり、敬礼をしたりする場合のように手を挙げれば、カメラは外側を向く。
潜在的な問題の1つは、このカメラの位置で、手を普通に置いた場合、カメラが手首の下に位置することになるため、レンズの表面に傷が付く可能性があるということだ。また、私のように手首の内側に文字盤が向くように巻くのが好きな人の場合、自分の写真しか撮影できない。
このデバイスの操作は、画面を左や右にスワイプすることで行う。画面の順序は変更可能だが、初期状態では、ホーム画面から右にスクロールしていくと、通知、「Voice Memo」「S Voice」コマンド、写真ギャラリー、音楽プレーヤー、歩数計、設定、アプリショートカットの順に並んでいる。左にスクロールさせると、連絡先リストと電話の通話履歴の順に表示される。画面はずっとスクロールを続けることができ、続けているとまたホーム画面に戻ってくる。反対側も同様だ。
ホーム画面の時計の表示方法や、追加表示する情報は、カスタマイズすることができる。カレンダーの次の予定を表示させることもできるし、温度や天気を表示し、それをタップすれば向こう数日の予報を表示させることもできる。
なぜかデフォルトのホーム画面には、最後にデバイスがアップデートされた時間も表示されるので、この情報が必要だと思えば、これを選んでもよいだろう。
ホーム画面は設定メニューで選ぶこともできるし、スマートフォンのコンパニオンアプリでも選択できる。
通知には、新しいメッセージやアラートが表示される。それらをタップすれば、スマートフォンでメッセージが表示される。5分までのVoice Memoを録音することもできるし、S Voiceアプリまでスクロールして画面をタップし、命令を口で言うことで(例えば「天気のチェック」など)、デバイスにコマンドを出すこともできる。
写真ギャラリーをタップすれば、写真や動画(小さな再生マークがあるので見分けられる)のサムネイルを2列表示で見ることができる。使用したのが初期のサンプルだからかもしれないが、筆者はスクロールが行きすぎることがあるのに気づいた。例えば、ある方向にスクロールしていて、目的の画面を行きすぎてしまい、逆方向にスクロールさせたが、また行きすぎた、というようなこともあった。その意味では、このタッチスクリーンは応答がよすぎる。
音楽プレーヤーをタップすると、基本的な操作ボタン(再生、一時停止、1つ次へ、1つ前へ)が表示され、スマートフォンで再生されている音楽を制御することができる。これでもう、曲を飛ばしたり、再生中の曲を調べたり、突然話しかけられた時に、曲を一時停止するのに、わざわざスマートフォンをポケットから出して操作する必要はないわけだ。
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