「Chromebook」、「Haswell」搭載3機種が登場へ--「Chromebox」1機種も

Seth Rosenblatt (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年09月12日 08時17分

UPDATE Intelの低消費電力で高速なチップ「Haswell」を搭載する「Chromebook」の新しいシリーズがまもなく登場する。

 GoogleとIntelは米国時間9月11日、サンフランシスコで開催されたIntel Developer Forumで、Hewlett-Packard、Acer、ASUS、東芝の4社によるモデルについて発表した。


提供:Google

 これらの新しいChromebookはHaswellを搭載することから、バッテリ持続時間が9時間程度になると期待されている。人気の高い250ドルのサムスン「Chromebook Series 3」やAcerによる199ドルの「C7 Chromebook」に倣い、価格はWi-Fiのみのモデルで300ドル未満になる見込み。1300ドルで提供されているGoogleのハイエンドモデル「Chromebook Pixel」とは対極にある。

 Googleはこれらのどのモデルについても内容にはほとんど触れず、詳細については各Chromebookメーカーによる発表にゆだねている。Acerの担当者は同社の新型Chromebookについて、「ホリデーシーズンには間に合うように」発売される予定だと述べた。

 Intelの広報担当者Bill Calder氏によると、新しいChromebookは完全なHaswellアーキテクチャを使用しているわけではないので、Haswellブランドは付与されないという。Calder氏は米CNETに対し「それらは、『Pentium』や『Celeron』のブランドが付与されるバリアントだ。主力の『Core』プロセッサだが、すべての機能が同じというわけではない。速度やキャッシュレベルが異なる」と述べた。

 今回の主な情報としては、複数のカラーで提供されること、「HP Chromebook 14」にはより価格の高い4Gモデルも提供されること、そして、ASUSのChromeboxが、2012年から提供されているサムスンのChromebook Series 3と比べて、長方形というよりもボックス形のデザインになっていることがある。

 HP Chromebook 14は、14インチのディスプレイ、16GバイトのSSD、HDMIポート、USB 2.0ポート1基、USB 3.0ポート1基、ヘッドホンおよびマイク端子を備える。T-Mobileは4Gモデルを対象に、毎月200Mバイトを無料で利用できるモバイルブロードバンドサービスを提供する予定だ。Googleは、「Google Drive」の100Gバイトのストレージを2年間無料で提供する。基本モデルの価格は299.99ドルから。

 Googleは、「Chrome OS」搭載の低価格ハードウェアで予期していなかった成功を収めている。NPDによると、こうしたハードウェアは、300ドル未満のPC市場で5分の1~4分の1のシェアを占めているという。

 この普及を牽引したのは主に学校で、米国内の地域の20%における5000校を超える学校が、生徒にChromebookを提供している。

 教育機関以外の分野においても、Googleは、新たに発表された「Chrome Apps」によって、Chrome OSの2大欠点であるオフラインサポートとアプリデザインが改善され、モバイルプラットフォームに対する競争力が強化されることを期待している。


Haswellプロセッサを搭載する、Acerによる名称未定のChromebook
提供:Acer

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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