製造行程が映し出される。ポリカーボネートが成形されている。金属枠が取り付けられている。
穴は型に入れて成形されたのではなく機械加工だ。全体がラッカーでグロスコートされている。
「プラスチック製品では得られない、丈夫でしっかりとした感触だ」
「やわらかく、マット仕上げで、裏地がマイクロファイバーのシリコン」ケースについて語る。光沢のあるiPhoneに対して「非常に意図されたコントラスト」を持つ。
次にFederighi氏が登場し、仕様について語る。バッテリ持続時間は「驚異的」だという。
「iOS 7はiPhone 5Cと完全にマッチするように設計されている」。壁紙と半透明性はそれを1つにまとめ「適切なエクスペリエンス」を提供する。
Ive氏が再び登場。「馴染みがあるものに新しさを感じる瞬間などめったにないと思う。これがiPhone 5Cだ。1つのデバイスでハードウェアとソフトウェアをビビットに実感する製品だ」
ビデオ終了。Schiller氏再登場。
次にもうひとつのスマートフォン、iPhone 5Sを紹介。「われわれがこれまで作ったなかで最も先見性のある携帯電話だ」
「事実、これまで世の中で作られたどの携帯電話よりも先見性がある」
「最も美しいデザインで作られている。電話業界全体で見ても驚くべきデザインだ」
金属部分が映し出される。確かにゴールド/シャンペンカラーだ。
そしてホームボタンも新しくなっている。
「これがiPhone 5Sだ。ハイグレードなアルミニウムで作られ、ダイアモンドカットで面取りされた周辺部を持つ」
「スマートフォンのゴールドスタンダードだ」
シルバー、ゴールド、そして「新しいスペースグレイ」。ブラックはない。
Schiller氏、性能について話をする。「過去においてPCの性能は、大きなプロセッシングカード、グラフィックスカード、パワーサプライなどによって決まっていた。今日では顧客は高い性能を手のひらに収まるサイズで持ち歩けるようにしたいと考えている」と語る。そして、5Sを「モバイルコンピューティングにおけるパフォーマンスの大きな飛躍」と呼ぶ。
まずはA7チップ。64ビット。携帯電話初の64ビットだ。
「PCの世界は32ビットから64ビットに移行したが、移行には何年もかかった。今日皆さんは、Appleがそれを1日でやり遂げるのを目にする」
A7は、「デスクトップクラスのアーキテクチャ」。ARMの命令セットはより効率的になっている。2倍の汎用レジスタ数、2倍の浮動小数点レジスタ数、多数のトランジスタ。102平方mmダイサイズはA6とほぼ同じだ。
iOS 7は背後で密かに64ビット対応となっていた。すべてのアプリもそうだ。
開発ツールもアップデートされた。しかも、iPhone 5Sは下位互換性がある。
前世代システムに比べて「最大2倍高速」で、グラフィック性能も2倍。
iPhone全機種の相対的なグラフィックス性能を示したグラフが示される。各世代で大幅に伸びていることがわかる。5Sは初代iPhoneと比べ56倍の性能を持つ。
OpenGP ES 3.0をサポート。「グラフィックスを多用するアプリで、iPhone 5Sはコンソールレベルやデスクトップレベルのパフォーマンスが発揮できるということだ」
「すごいと思うだろうが、本当に驚くのはそれを始めて目にした時だ」
Epic GamesとChAIR Entertainmentによるデモ。
Schiller氏再登場。「モバイルデバイスでは見たことのないレベルのグラフィック性能だ」
「だが、アーキテクチャに関する話はこれだけではない。iPhoneに全く新しい部品を搭載した。われわれはそれをM7と呼んでいる」
それはモーションコプロセッサで、加速センサやジャイロ、コンパスのデータを集め、監視し、A7の負担を軽減する。
同チップは、「全く新しいレベル」のフィットネスアプリを可能にするとSchiller氏。iOS 7のCoreMotion APIはアップデートされるため、データが特徴付けられ、開発者はユーザーが歩いているのか運転をしているのかなどがわかるようになる。
「これを可能にするため開発者と協業してきている。彼らは、非常に素晴らしいものを開発している」。Nikeはその中でも先行しており、Nike+ Moveと呼ばれるアプリを開発した。
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