ソニー、独自のバーチャルサラウンド技術により9.1ch対応に進化したサラウンドヘッドホン

 ソニーは9月5日、「3D VPT」搭載により9.1ch 3Dサラウンドの音場を再現したコードレスステレオヘッドホンシステム「MDR-HW700DS」を発表した。10月25日に発売する。店頭想定価格は4万2000円前後。

  • 「MDR-HW700DS」

 3D VPTは、映画館のような臨場感あふれるサラウンド音声をヘッドホンなどで楽しめる、独自のバーチャルサラウンド技術。DSPを2つ用いた新プラットフォームにより、高さ方向と奥行き方向の音場を再現する、9.1chサラウンドを実現したという。

 マトリクスデコーダ「DTS Neo:X」「Dolby Prologic IIz」に対応し、2ch、5.1chまたは7.1chの入力音声信号を、フロントハイチャンネル(L/R)を含む、最大9.1chのサラウンドで再現可能。障害物の影響を受けにくい2.4GHz帯と電波干渉の少ない5GHz帯の両方を使用しており、2.4GHz帯が混み合っているときは、電波障害が起こる前に自動で5GHz帯へ移動する、デュアルバンド無線伝送方式を採用している。

 従来DVDの約6倍以上の情報量を持つ、高品位なソースにも対応。プロセッサにはHDMIの入力を3系統装備しBDレコーダーやプレーヤー、ゲーム機、チューナなど、最大3つの機器を接続可能だ。4K映像信号の入力にも対応し、4K対応ディスプレイやプロジェクタへ出力もできる。

 オーディオリターンチャンネル(ARC)に対応したテレビと本機プロセッサーをHDMIケーブルでつなぐと、テレビのデジタル音声信号が本機に転送される仕組み。光デジタルケーブルを接続することなく、HDMIケーブル1本でテレビと接続できる。

 ヘッドホンは、3Dメガネ装着時にも低反発イヤークッションが凸凹を包み込むため、低音を逃さずに再現可能。ヘッドホンを装着すると自動的に電源が入り、外すと電源が切れる、オートパワーオン/オフ機能を採用している。USB充電専用で、約3時間のフル充電で約12時間、約30分の充電で約2時間の再生が可能。

 ハウジングの操作部からも音場操作が可能で、赤外線信号とは異なる無線信号の利用により、離れた場所や、壁やドアなどの障害物がある場所でも、プロセッサのコントロールが可能だ。別売の専用ワイヤレスヘッドホン「MDR-HW700」(店頭想定価格:2万1000円前後)を増設して、最大4人まで同時にワイヤレス接続ができる。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]