ソーシャルネットワークのFacebookは、Twitterに似た機能をさらに実装する取り組みとして、少数のユーザーを対象に「Trending」セクションをホームページ右側の欄上部に試験導入した。
The Wall Street Journalが最初に報じたこのTrendingボックスには、11億5000万人のFacebookユーザーが公の場でうわさしているホットな話題が表示される。これらのトピックは、言及された回数や同社が2カ月ほど前に追加したハッシュタグ機能によって収集される可能性が高い。
Facebookの広報担当者は米CNETの取材に対して次のように述べた。「当社は、Facebook上で話題となっているトピックを『News Feed』に表示する小規模なテストを実施している。現時点ではごく少数の米国ユーザーだけに提供しており、まだ開発の初期段階にある」
今回のデスクトップ版におけるトレンド表示機能のテストは、8月に入って始まったモバイル版での同様のテストに続くものだ。どちらのテストも、現在起こっている出来事につながろうとするFacebookの意欲を示している。
これまで長い間、うわさ話をするためのデジタル空間と言えばTwitterだった。人々はここにアクセスしてポップカルチャーやテレビ番組について話したり、情報を共有したり、有名人をフォローしたりする。Facebookの打ち出した一連の戦略は、ハッシュタグや「Embedded Posts」、そして今回のトレンド表示機能を追加して、リアルタイムのニュースサイクルに同社も関わっていることを一般ユーザー(そしてさらに重要な広告主)に認識させるというものだ。
Facebookの広報担当者によると、このトレンド表示機能を広く提供することが決まれば、同社はさらに詳細な情報を公開するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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