米連邦判事は、Appleが電子書籍価格操作の訴訟で支払うべき損害賠償額を決める裁判を2014年5月に開くことを決めた。
米国時間2013年8月14日に公開された命令書によると、米ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所のDenise Cote判事は13日に裁判の日程を決めたという。この新しい裁判は、7月に判断が下された裁判に伴うものだ。Cote判事は7月、出版社らが電子書籍の価格競争の排除を目的として互いに共謀し、Appleがその共謀における中心的な役割を担ったと判断した。
Appleはその際に、Cote判事の判断を不服として上訴すると述べている。米CNETは新たに決定した裁判の日程についてAppleにコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
Cote判事は7月、「この共謀はAppleによる指揮がなければ、これほどまでうまくいくことはなかった」と判断した。Appleはその判決について、「いわれのない非難」だと述べており、2010年の「iBookstore」開設によって市場の競争が激化し、「出版業界に対するAmazonの独占的支配が崩れた」と主張している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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