Appleがまた企業を買収した。あなたのリビングルームに行き着く可能性のある製品を扱っていた企業だ。
VentureBeatの報道によると、「iPhone」や「iPad」、そして「Mac」の製造元であるAppleは先般、Matcha.TVを買収したという。Matcha.TVはかつて、ケーブルテレビプロバイダーとオンラインソース両方からの動画コンテンツのリストを集約して提供していたサービスだ。
Matcha.TVは2011年末にサービスの提供を開始したが、2013年5月には停止していた。そしてサービスが終了したこと、そしてすべてのユーザー情報が削除されたことを通知した。
Matcha.TVは独自の番組データベースに加えて、ユーザーの好みを基にパーソナライズされたおすすめの番組情報や、好きな番組へのサブスクリプション機能も提供していた。
Appleは例によって、買収案件について詳しく説明することはせず、「われわれは随時、小規模なテクノロジ企業を買収する」と話すに留めた。また、買収した企業をどう活用するかについて話すこともしないと述べた。
今回の買収は、リビングルームにおけるエンターテインメント分野でAppleが次に打つ一手が何であるかに大きな注目が集まる中で実施された。同社はかつてテレビセットの開発に取り組んでいるとうわさされたが、近頃、その関心の対象はセットトップボックス(STB)に移っている。AppleはSTBの分野で、ケーブルテレビ企業の力を借り、ライブ番組やオンデマンド番組をストリーミング配信する製品の提供に向けて競争に乗り出そうとしているのかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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