ダウンから3週間、Appleの開発者サイトが、米国時間8月11日時点で平常運転に戻った。
Appleは5日、オフライン状態が続いていた開発者サイトの残るサービスについて、数日中に復旧予定であることを明らかにしていた。同社の開発者サイトは、不正侵入を受けたとして7月18日に閉鎖された。同社は一部の開発者情報への不正アクセスがあったことを認めながらも、開発者サイトは「いかなる顧客情報とも関連していない」と述べていた。
開発者サイトのダウンにより、新しいデバイスでAppleのプレリリース版ソフトウェアを稼働させたり、新しいアプリケーションをテストしたりすることができなくなり、多数の開発者に影響が出ていた。また今回のダウンは、Appleが開発者に対し、今秋リリース予定である次期バージョンの「iOS」および「Mac OS X」向けソフトウェアのテストや開発を促していたタイミングと重なった。
Appleは、ダウンから1週間以上経った7月26日に、多くの主要サービスを再開し始めた。このとき復旧したのは、iOS、Mac、「Safari」向けの開発ページや、デスクトップおよびモバイルソフトウェアの次期バージョンのダウンロードページだ。
最後に復旧したのは、開発者プログラムへの登録や年間利用契約更新などのサービスだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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