さまざまに噂されているAppleの廉価版「iPhone」の購入者は、「Siri」とおしゃべりできないかもしれない。
「iPhone 5C」と命名されると報じられている廉価版iPhoneは、Siriなど一部の機能が取り除かれる可能性がある、とアナリストのGene Munster氏は米国時間8月12日夜に投資家向け短信で述べた。SiriはAppleが2011年に発表した音声アシスタント機能で、それ以前からあった「iPhone 4」や「iPhone 3GS」などのモデルをサポートしていない。
Munster氏の予測では、5Cの平均小売価格は300ドルで、2013年9月に順次発売されるという。このように、iPhone 5CをAppleの製品ラインアップにおけるローエンドモデルと位置付け、「iPhone 4S」を引退させることは、Appleにとって意味のあることだろうとMunster氏は述べた。
では、「iPhone 5S」はどんな製品になるのだろう?
次世代iPhoneに対するMunster氏の期待は「最小限」だ。同氏の予測では、5Sは画面のロックを解除する手段としての指紋センサを売りにするという。ただしMunster氏は、ユーザーがそのセンサを安全なモバイル決済に活用できるようになるとは考えていない。同氏は、そうした機能が2014年に次期バージョンの「iOS」で初登場すると予想していると述べた
Munster氏は、廉価版iPhoneが高価で大型の「兄貴分」から売り上げの25%程度を奪うだろうと予想していると述べた。ただし、同氏は以前、売り上げを食い合う率を50%と見積もっており、今回の数字はそれより下がっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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