Microsoftは、2013年8月末までのメーカー向け正式リリースに間に合わせるべく、「Windows 8.1」の微調整を続けている。
最近オンラインにリークした「Windows 8.1 Build 9471」は、今後数週間以内にデバイスメーカーらが受け取る正式RTM(製造工程向けリリース)版の前の最後のビルドである可能性が高い。そのため、習得が難しい「Windows 8」の問題を一部緩和するための工夫が施されているようだ。
今回の新しいビルドを調査したThe Vergeは、最近リリースされた「Windows 8.1 Preview」で示唆されていた新しいチュートリアルを発見した。この「Help + Tips」アプリでは、さまざまな画面を操作し、ファイルを起動し、「Windows」の設定にアクセスする方法をユーザーに教える動画を提供する。画面をスワイプして「Charms」バーを使う方法を示す便利なヒントも、このビルトインアプリの中でポップアップする。
「Start」画面には新しい背景が提供されている。1つはファイアドラゴンで、もう1つは動くロボットのものだ。これらは、画面のスワイプやスクロール操作に伴って動き、ユーザーが自分の位置を把握しやすいようになっている。
今回の最新ビルドは「Windows Phone」のページに倣って、「Mail」「People」「Calendar」などの主要アプリに3つのドットの列がある。これらのドットには、クリックするとさらなる設定が可能であることを視覚的に示すという役割がある。The Vergeによると、改良が加えられたアプリも一部存在するという。Mailでは、新しいマルチタスクウィンドウを開き、項目をドラッグアンドドロップ操作で移動できるようになっている。
最後に、「Skype」がプリインストールされている。これは、「Live Messenger」とWindows 8の「Messaging」アプリを段階的に廃止するためのMicrosoftの取り組みの一環だ。
Windows 8.1は、Windows 8を対象とする無料アップデートとなる予定だ。Microsoftは、この新バージョンを一般ユーザーに対してダウンロード提供する時期をまだ明らかにしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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