英国のバーミンガム大学、ウェスト・イングランド大学、エジンバラ大学の3大学の研究者らはこのほど、Facebookに頻繁に写真を投稿するユーザーには「現実の人間関係を損なうリスクがある」との研究結果を発表した。CBS Washingtonが報じている。
「Tagger's Delight」と題するこの報告書では、写真の共有について、「自分を写した写真の共有が増加することは、共有対象者の種類にかかわらず、親近感の低下に関連している」とする、極めて学術的な見解が示されている。
中には回りくどい表現もある。たとえば、「親しい友人同士で、自分を写した写真の共有が増えることは親近感の高まりと関連し、一方、親しい友人同士で、友人を写した写真の共有が増えるのは親近感の低下に関連する」という。
要するに、研究者らは、あらゆるタイプの人々があなたの魅力的な日々の写真を目にする可能性があるということを肝に銘じておくべきだと忠告したいわけだ。
たとえば、研究者らは、ある複数のブランドのFacebookファンページに投稿する人々について懸念している。報告書は、「写真を共有することは、あるブランドや組織、あるいは理念に関するFacebookファンページについて、そのブランド認知度や、膨大な数の参加者にはプラスになるが、同時に、参加を求められる人々にとっては迷惑となる可能性がある」と指摘している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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