これまで長い間、今話題になっていることを知りたい人がアクセスする場所と言えば、まずはTwitterだった。しかし、FacebookもTwitterに対抗し、自らのサイトで話題になっているトピックをリアルタイムで表示するサービスを米国時間8月7日から開始した。
この件を最初に報じたAllThingsDの記事によると、話題のトピックを表示するFacebookの機能は、同サービスのモバイルサイト上で、ごく少数のユーザーに対して試験的に開始されているという。Facebookは、米CNETに対してサービス開始を認めている。
「本日、当社はFacebook上で話題となっているトピックを表示する小規模なテストを開始した」と、Facebookの広報担当者は米CNETの取材に対して語った。「この機能は、Facebookのモバイルサイト(m.facebook.com)を利用している米国のユーザーのうち、ごく少数の人々に提供され、まだ開発の最初期段階にある」という。
注目の話題は、モバイル版「News Feed」の上部に表示され、Facebookの11億5000万人のユーザーがその時々で話題にしている人物や事柄を明らかにする。ユーザーがそのバナーをクリックすると、そのトピックに関する友達や第三者の発言をチェックできる。
この機能は、目的と機能の両面でTwitterの「トレンド」機能によく似ている。速報ニュースやテレビ番組、さらにはネットで評判となっている話題について会話が盛り上がっている時にFacebookが忘れ去られないようにするための試みとしては、これまでで最善のものと言えるだろう。
Facebookは、今回の機能を提供する少し前にも、投稿のウェブ埋め込みやハッシュタグなどの機能を追加している。これらの取り組みも、ポップカルチャーのあらゆる面で自らのサービスが最初に頭に浮かぶものになってほしいという、Facebookの野望を示すものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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