長期の休みで旅行に行ったり、家族でレジャーに出かけたりと、いつもよりもアクティブに活動する機会が増える人もいるかもしれない。アクティブな動きは、写真に残すよりも、ぜひ動画で残しておきたいものだ。iPhoneにインストールされている標準のカメラアプリでも簡単に綺麗な動画を撮影できるが、せっかくのチャンスを収めるのだから、素敵にアレンジして印象的な動画にするのも楽しい。世界中の人と、素晴らしい瞬間の動画を共有すれば、楽しみも広がる。今回は、オススメの動画アプリを5つ紹介する。
なお、この記事における画面ショットや操作はiOSを基本としているが、一部を除きAndroid向けアプリもそろっているので参考にしてほしい。
Viddyは、複数の動画を組み合わせて編集し、フィルタをかけたりBGMを付けて公開できる動画アプリだ。動画の長さは最大30秒まで。動画のアップロード先は、Viddyのタイムラインのほか、Facebook、Twitter、YouTubeから選択できる。アプリ内で撮影もできるほか、カメラロールに保存してある動画を編集することもできる。
動画を複数選択し、それぞれの動画を好きな長さにカットしてつなぎ合わせられるのだが、その動作が軽快で、非常に編集しやすいのが特徴だ。フィルタは15種類から選択できる上、フィルタをかけないという選択肢もある。また、組み込まれている音楽から選択して簡単に動画にBGMを付けられる。BGMの音量は3段階あり、2段階目を選択すると実際に撮影された音を残したままBGMが流れる動画が完成する。この編集の自由度の高さは、動画アプリの中では秀逸だ。
Instagramは、元々は写真のみを扱うアプリだったが、15秒までの動画を共有できるようになり、写真と動画の両方を1つのアプリ内で共有して楽しめるSNSとなっている。動画をアプリ内で撮影できるほか、撮影済みの動画をライブラリから選択することもできる。ライブラリから15秒以上の動画を選択した場合は、開始点を指定できる。
動画は、カメラの撮影ボタンを押さえている間だけ撮影される。また、iPhoneの背面のカメラだけでなく、前面のカメラを利用することもでき、撮影した動画には13種類のフィルタを適用できる。投稿した動画は、Instagram内で表示すると自動的に再生が始まる。ただし、動画を自動的に再生したくない場合は、設定で「動画の自動再生」をオフにすればよい。動画を写真のように気軽に撮影し気軽に人に見てもらえるという点で、Instagramは写真と動画の自然な混在を楽しめる。
Vineは、6秒までの動画を撮影して共有できるSNSアプリだ。動画の公開先は、Vine、Twitter、Facebookから選択できるほか、どこにも公開しない設定も選べる。動画の撮影方法は、Instagramとほぼ同様で、画面を押さえている間だけ撮影される。iPhoneの背面と前面のカメラを切り替えられるのも同じだ。動画撮影画面にグリッドを表示できるほか、フォーカス機能をオンすると、画面をタップしたときに、フォーカスを変更できるようになる。
Vineのタイムライン上に表示される動画は、自動的に再生される上、6秒の再生時間が終わると、自動的に最初から再生を繰り返す。このループ再生機能をうまく利用して、エンドレスに見える動画を撮影するのも面白い。また、ほかにはない機能として、「ゴースト」機能がある。これは、直前のショットをうっすらと画面上に表示させる機能で、対象物の位置をずらして少しずつ撮影するコマ送りのアニメーションなどの撮影に利用できる。6秒という再生時間は短いが、工夫次第でいろいろな試みができる可能性を秘めている。
Magistoは、撮影した写真や動画にあらかじめ用意されているテーマを適用して、凝った編集を施したような作品を作成できるアプリだ。アプリ内で動画を撮影するか、ライブラリから撮影済みの動画や写真を選択してスタイルとBGMを選択すれば、ちょっとした作品があっという間にできあがる。作品の長さは、Magisto側で自動的に決定されるので、実際の長さよりも短くなることがある。共有先は、Magistoのサイトのほか、Facebook、Twitter、Google+から選択できる。
適用できるスタイルの種類は多くないが、選択できる曲の数は多いので、同じスタイルでもかなり印象の違う作品を作れる。アップロードする動画の品質は、高速アップロード用の画質か、高画質を選択できるが、高画質の場合はアップロードに時間がかかるので、Wi-Fi環境で使うことをお勧めする。作品を作成して、ストリーミングで共有すること自体は無料だが、自分の作品をダウンロードしたり、もっと長い作品を作ったりする場合は、有料のオプションを購入する必要がある(執筆時点で、1カ月450円、1年1600円)。
8ミリカメラは、まるで8ミリで撮影しているような、レトロな雰囲気の動画を作成できるアプリだ。アプリから直接動画を撮影できるほか、撮影済みの動画を加工することも可能だ。味のあるフィルタを10種類から選択できるほか、映写機を操作しているようなカタカタという音を入れたり、フィルムが上下にぶれる効果を足したりして、昔の映像らしさを出した動画を作成できる。
共有先は、メール、Youtube、Facebookとなっているが、Facebookへのログインができないバグがあるため、Facebookへ投稿する場合は動画をいったんカメラロールに保存してから、Facebookアプリなどを利用してアップロードする必要がある。最近は更新されていないが、iPhone 5とiPadにも対応しており、動画を撮影して保存するという動作自体には問題ないので、単にフィルタをかけただけではない、趣のある映像作りを楽しんでほしい。
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