Googleは米国時間7月24日、教育用テキストを「総合的に」取りそろえた出版物の販売およびレンタルをまもなく開始すると発表した。8月には「Google Play」ストアに教科書コーナーを開設する予定だという。
Googleは、今回の発表で第二の攻勢を仕掛ける。同社はまず、教育を重視してGoogle Playストアの調整を行った。教科書に関するこの新たな構想が実施されると、生徒は教科書を6カ月間、最大80%の割引価格でレンタルすることができる。
映画や書籍の場合と同様に、教育用出版物は複数の端末やプラットフォーム間で同期されるため、ユーザーは自分のタブレットやスマートフォンの間でやり取りできる。教科書に対する強調表示、ブックマーク、メモも同期される。
Googleによると、大手教科書出版社5社が既にこの構想に参加しており、同サービスの提供開始時にあわせて出版物を用意する予定だという。
教育分野に参入する大手企業はGoogleが最初ではない。Appleも「iBooks 2」として知られる類似のサービスを提供している。とはいえ、iBookの3Dグラフィックスやインタラクティブな機能にもかかわらず、Appleは教育用市場を支配しているわけではない。このことは、Googleにも自社のモデルで成功する余地があることを意味する。
Apple、Amazon、Barnes & Nobleの各社は教育分野の要望に応えるサービスを提供しているが、いずれも特定のプラットフォームでしか利用できないか、あるいはユーザー層が限定されている。Googleとしては、「Android」「Chrome」「iOS」、そしてウェブにまたがって利用できる出版物を提供する計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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