Googleが、「Google Glass」のヘッドマウントディスプレイの製造を手がける企業への出資を決定した。
台湾に本拠を置く半導体メーカーのHimax Technologiesは現地時間7月22日、同社の子会社Himax Displayの株式をGoogleが6.3%取得することで合意したと発表した。Himax Displayへの出資総額は不明だが、Google Glassを盛り立てることに関してGoogleは常に意欲的だ。
「出資の目的は、Himax Displayの施設に生産増強の資金を提供し、設備拡張によって製造能力を拡大させることだ。同社施設では、Google Glassなどのヘッドマウントディスプレイ(HMD)、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、およびピコプロジェクタ製品など、各種アプリケーションに用いられるLCOS(液晶オンシリコン)チップおよびモジュールを製造している」と、Himax Technologiesは声明の中で述べている。
アイウェアとして装着するGoogle Glassは、写真撮影からルート検索までさまざまな機能を備える。Himax Technologiesは、同製品向けにディスプレイ技術を提供している。
Himax Technologiesによると、Googleは1年以内にHimax Displayの株式を買い増す権利も有する。権利を行使する場合、GoogleはHimax Displayの株式の最大14.8%を取得できる。
取引実行の条件が整い、規制当局の承認が下りれば、Googleによる株式取得は2013年第3四半期中に完了する見込みだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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