LINEは7月19日、外部からの不正アクセスによって、同社の運営する複数のNAVERサービス(NAVERまとめ、Nドライブ、NAVER Photo Album、pick、cafe)の会員情報が流出した可能性があると発表した。対象となるアカウント数は169万2496件。なお、LINEやlivedoorサービスへの影響はないという。
流出した可能性があるのは、メールアドレスやハッシュ化されたパスワード、アカウント名(ニックネーム)など。同社では2次被害を防ぐために、対象サービスをメンテナンスモードに切り替え、全アカウントのログインを遮断、一部サービスを停止している。また、7月19日21時より新しいパスワードの設定機能を設置するとしており、ユーザーにパスワードの再設定を求めている。
不正アクセスの痕跡が確認されたのは7月17日20時51分から18日10時57分まで。7月18日10時09分に、NAVERアカウントのデータベースを管理しているサーバに不正アクセスの可能性があることを同社のシステム担当者が発見。調査したところ、不正アクセスの痕跡を発見したため10時57分に不正アクセスを遮断したという。
その後の詳細調査により、サーバ内に生成された不正ファイルを発見したため、個人情報流出の可能性があることを確認したとしている。さらに事態の詳細な調査と安全確保作業を実施し、20時に対象サービスをメンテナンスモードに切り替え、全アカウントのログインを遮断するとともに、流出した可能性のある会員情報の調査を開始したとしている。
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