Appleとサムスンの最新型スマートフォンは米国時間7月18日、サンフランシスコにおいて州および連邦検事の調査を受けることが明らかになった。両検事は端末の盗難に備えた最新のセキュリティ機能をテストする計画だ。
サンフランシスコ地方検事のGeorge Gascón氏とニューヨーク州検事総長のEric Schneiderman氏は、Appleの「iPhone 5」とサムスンの「GALAXY S4」に搭載された最新のセキュリティ機能をテストして、これらの端末を持ち去った窃盗犯を止めることができるかどうか確認する。
iPhone 5の場合、調査団ではAppleの「Activation Lock」機能を無効化しようとするセキュリティ専門家らを揃える。この機能では、ユーザーが端末を使用するには固有のApple IDのユーザー名とパスワードが必要になる。GALAXY S4の場合、専門家たちは「LoJack for Android」を評価する。これは年額29.99ドルで利用できるアプリケーションで、リモートで携帯端末をロックして個人データを消去できる。
Gascón氏とSchneiderman氏は共同声明で次のように述べている。「われわれは、自社で販売している端末のセキュリティを高めようとするAppleとサムスンの取り組みに感謝しているが、両社の言葉を鵜呑みにするつもりはない。本日、われわれは両社が提案しているソリューションを評価して、窃盗犯がよく使う手口に耐えられるかどうかを確認する」
Gascón氏とSchneiderman氏によると、調査団は評価を実施するために、窃盗犯になりきってセキュリティ機能を迂回し、端末へのアクセスを試みる専門家らをNorthern California Regional Intelligence Centerから招くという。
Appleの広報担当者は6月に出した声明を繰り返し、同社は2009年以降「顧客が紛失した端末や盗まれた端末を保護できるよう支援する上で業界の先頭に立って」きたと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス