OUYAの本体と同時にリリースされたゲームには、一定の型がある。シンプルで、素早く、独創性が高い傾向があり、グラフィックの洗練度は低いが、それなりの魅力がある。「Deep Dungeons of Doom」や「DubWars」はこの説明に当てはまる。さらに、「ファイナルファンタジーIII」「バーズテイル」「Organ Trail」などの、より洗練された移植作品が加わる。しかし、ひどいゲームがたっぷり見つかるのも事実だ。
そして、「TowerFall」がある。TowerFallは今のところ、OUYAを買うべき唯一の理由であるため、99ドルのゲームだと考えることもできる。これは「大乱闘スマッシュブラザーズ」の系譜に連なる、魅力的な対面でのマルチプレイゲームで、競争の要素が入っており、非常に素晴らしいものだ。
操作方法は簡単で、カジュアルゲーマーでもすぐに覚えることができるが、プレイを続けると、このゲームは非常に奥が深いことが分かってくる。シングルプレイモードもあるが、本当に面白いのは他の人と一緒に遊ぶことだ。
TowerFallは「Halo」や「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「ソウルキャリバー」のような、OUYAのキラーアプリと言っていいだろう。このフルゲームは15ドル99セントだが、それだけの価値は十分にある。
OUYAのゲーム以外のアプリは、現在のところ極めて限られている。ゲーム機によく見られる、Netflix、Amazon、Huluなどのアプリはどこにもない。AndroidのAPKをダウンロードして、それらのアプリをインストールことはできるが、OUYAのコントローラでの操作に最適化されていないため、筆者の場合は、インストールするのにかけた手間に見合わない、非常にイライラした経験で終わった。
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