Appleが遠からず、Microsoftの領域に踏み込むかもしれない。
3Dセンサを手がけるイスラエル企業PrimeSenseに対し、Appleが2億8000万ドルでの買収を提案したと、同国の新聞紙Calcalistが現地時間7月16日に報じ、この交渉に詳しい人物らの話を引用している。記事によると、Appleは一部の自社製品にこのセンサ技術を組み込む計画で、サービスのライセンスを受けるよりもPrimeSenseを買収したい考えだという。
これはMicrosoftとはまったく対照的だ。Microsoftは「Kinect」センサを市場投入する際、PrimeSenseの技術を活用した。この技術はまた、3Dスキャナ、iRobotの開発プラットフォーム「AVA」、ASUSのモーションキャプチャ機器「Xtion」にも採用されている。もしAppleがPrimeSenseを買収することになった場合、これらの製品にどのような影響があるのかは不明だ。
Appleはすでに、イスラエルがまさしく宝の山であることを認識している。同社は2012年、イスラエルに本拠を置くフラッシュストレージメーカーのAnobitを4億ドルで買収したことを認めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」