チップ大手Intelが、イスラエルを拠点にジェスチャ認識技術を提供する企業を買収した。
Geektimeは米国時間7月16日、今回の買収に詳しいと主張する情報筋らの話として、Intelが4000万ドルでOmek Interactiveを買収したと報じている。サムスンとQualcommの両社がOmek Interactive買収を狙っていると報じられていたが、同社を獲得したのはIntelだった。
Omek Interactiveは、エレクトロニクス、自動車、ビデオゲーム、カジノなど、多様な製品向けにジェスチャ認識技術を提供している。同社の技術は、センサによって人間の動きを判断し、そのデータをターゲットプログラムへと取り入れる。この技術は、「Kinect」や「Wii」の動作方法と同様に、長距離に対応する。Omekは、PCを対象とした近距離に対応する「Grab」という技術も開発している。
Intelの広報担当者は米CNET宛ての電子メールによる声明で、この買収を認めたが、買収条件を公表することは避けた。
同広報担当者は米CNETに対し、「Omek Interactiveの買収によって、さらなる没入型の知覚コンピューティング体験を提供するIntelの能力が強化されるだろう」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」