サムスンは、2013年第2四半期にまたしても記録的な営業利益を計上する見通しであるものの、アナリストの予測には届かない見込みだ。「GALAXY S4」の売り上げがアナリストの予想を下回っていることが懸念されている。
韓国のエレクトロニクス大手サムスン電子は米国時間7月5日、第2四半期(6月30日締め)の営業利益がおよそ9兆5000億ウォン(83億ドル)になると発表した。この数字は前年同期比で47%増となる一方、営業利益を10兆1000億ウォン(88億ドル)としたアナリストの平均予測を下回った。サムスンは、第1四半期に利益がわずかに減少する前まで、5期連続で記録的な利益を計上していた。
6月には、主力スマートフォン市場が飽和状態に近づいているという懸念から、多くのアナリストがサムスンの利益予想を下方修正した。
KB Investment & Securities Co.のソウルを拠点とするアナリストByun Han Joon氏は、Bloombergに対して次のように語っている。「(今期の)利益は市場予測に大幅に下回っており、その点が心配される。市場は当初、第3および第4四半期の業績を懸念していたが、4日のニュースは、売り上げが既に思わしくない状態にあるのではという疑問を提起している」
4月にGALAXY S4をリリースしたサムスンは5月、同端末の発売後1カ月未満で小売業者と無線通信事業者向けの販売台数が1000万台を超えたと述べていた。この記録により、GALAXY S4は同社で最速の販売記録を持つスマートフォンになったものの、Appleの「iPhone 5」には見劣りする。iPhone 5は、発売後最初の週末の販売台数が500万台だった。
サムスンは第2四半期決算を7月26日に発表する予定。その数日前には、ライバルのAppleが2013会計年度第1四半期決算を発表する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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