Twitterが所有する動画共有アプリで、ループ再生可能な動画を作成できる「Vine」が米国時間7月3日にアップデートされ、6秒間の動画を撮影、共有、発見するための新ツールが追加された。
登録ユーザーが1300万人以上にのぼるこのアプリでは今回、短い動画を撮影する際に、グリッド表示やフォーカスオプション、既存の動画に半透明で重ねて表示できるゴーストボタンなどの便利なカメラツールを新たに使用できるようになった。現時点でアップデートの対象は「iOS」版だけだが、近く「Android」版も登場する予定だ。
共有や発見といった面では、「Twitter」でのリツイートにあたる「revine」機能が追加された。ユーザーはクリックすることで自分のフォロワー向けに動画を再投稿できる。Vineはまた、「Explore」タブ内に新しく「Channels」セクションを設け、「Comedy」や「Cats」などのトピック別に動画を見て回れるようにした。「Explore」エリアには新たに「On the Rise」セクションも追加され、ここではアプリ側が人気急上昇中とみなしたユーザーの動画を紹介する。
また、プライバシーを重視したい人向けに、設定パネルにオプションが追加された。これにより自分のアカウントをプロテクトして、フォローを許可したユーザーだけがVine上の自分の動画を視聴できるよう設定できる。
全体としてこれらの機能は、まだ成熟の途上にあり、Instagramとの激しい競争に直面しているこのアプリにクリエイティブ面での特色や賢さを加えるものだ。こうした機能は大きな呼び物ではないが、既存のユーザーにVine独自の目新しさを改めて知らせる役割を果たすはずだ。理想を言えば、さらに発見ツールや「revine」機能の効果によって、ユーザーに6秒よりはるかに長い時間にわたり動画の視聴に没頭してもらうことが狙いとなるだろう。
Vineによると、iOS版と同じ機能を搭載したAndroid版のリリースは来週になるという。ただし、アカウントのプロテクト機能だけは、3日のうちにマイナーアップデートとして公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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