Facebook傘下のInstagramが1週間前に発表した動画機能が、最大のライバル「Vine」に痛手となる成功を収めていることが、新たな調査で分かった。
Marketing Landがソーシャルメディア共有を解析するためのツール「Topsy」を使用してまとめたデータによると、「Twitter」上で共有されたVine動画のリンク数は、Instagramが新たな動画の録画機能を発表した6月20日以降、急激に落ちているという。また、それ以来、Vineに大きな動きはない。
Marketing Landの調査結果によると、VineのTwitter上における共有数は6月19日の時点で250万件に達していた。Instagramの動画サービスが提供開始されて以降、同共有数は150万件に減少した。最新の測定時点でVineの共有数は100万件となっている。
一方で、Twitter上におけるリンク共有数が週あたり150万件前後を推移していたInstagramは、動画サービスの発表後に共有数が175万件に急増した。同サービスは150万件の共有数を安定して維持しており、この数字はVineの共有数を著しく上回っている。
では、これはどういう意味なのだろうか。それを語るのは難しい。Instagramの動画サービスはリリースされてからわずか1週間ほどであり、Vineの今後の成功の可能性を結論付ける上で、今回の結果は決して十分ではない。それでも、Vineの共有数が1日に40%近くも落ち込んでいることは、何かを物語っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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