Microsoftは米国時間7月1日、長年続いた「TechNet」サブスクリプションサービスを終了する意向を契約者宛ての書面で明らかにした。オンラインのTechNetブログと顧客サポートフォーラムは継続される。サブスクリプションの新規申し込みは2013年8月31日までで、既存ユーザーの契約期間が終わり次第サービス終了となる。
TechNetは長年、お金を節約したいIT専門職やPC愛好家にとって最も手ごろなサービスの1つだった。数百ドルの年間利用料を払うと、Microsoftが販売するほぼ全てのデスクトップおよびサーバソフトウェアを、複数のプロダクトキーつきでダウンロードする権利が得られる。ソフトウェアは評価目的限定でライセンス許諾されるが、この制限はあくまでライセンス契約に関するものであり、ソフトウェア自体には適用されない。
そのため、多くの愛好家が「Windows」のクライアントおよびサーバ製品のアップグレードとライセンスを割安で手に入れる手段としてTechNetを利用した。これらのプロダクトキーを入手すると、PC上でWindowsをアクティベートし、「評価目的限定」ゆえの制限も特になく通常利用することが可能だ。
しかし残念なことに、このサービスはソフトウェアの違法販売にも利用された。TechNetサブスクリプションサービスに加入し、プロダクトキーを本来はあり得ない低価格で(時には偽造メディアをつけて)ウェブで転売する行為が以前から横行していた。
サービス終了に関する発表の詳細は以下の通り。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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