「Google Now」の通知機能がスマートフォンからPCへと利用範囲を拡大しつつある。また、「Android」版Google Nowでは、米国で視聴中のテレビ番組に関する情報や、関心を示した「Google Offers」のクーポンを表示することが可能になった。
「Chrome」と「Chrome OS」には、Google Nowを利用できるようにする試験運用機能が数週間前から用意されていたが、Googleサーバにはつながらなかった。だが現在は、「Enable Google Now Cards -- Would you like to be shown Google Now cards?」(Google Nowカードを有効にする--Google Nowカードが表示されるようにしますか)と問いかけるメッセージが表示される。
筆者は、「OS X 10.8」ではメニューバーのアイコンから、「Windows 8」ではステータスバーのアイコンから、ChromeでGoogle Nowを有効にするかどうかを尋ねるメッセージを受け取った。通知機能が実際に利用できるかどうかはまだ分からないが、Chromeがサービスを有効にするよう求めているということは、Googleがその目標に向かって着実に前進していることを示している。
Windowsでは、どのウェブアプリケーションおよび拡張機能から通知を送れるようにするかを設定するためのコントロールパネルもある。筆者の端末では、Google Nowのほか、「Google+ Photos」「Google Drive」「Google Calendar」「Gmail」「Tweetdeck」「Amazon Cloud Reader」「The New York Times」などが選択できる。
Googleは着々と、Google Nowに新しい通知チャネルを追加しており、米国時間6月26日夜には「TV Cards」と「Google Offers」という、Android版「Google Search」アプリケーション向けの新たなカードを2種類発表した。Googleは以下の通り説明している。
TV Cards:米国でインターネット接続されたテレビがあれば、視聴中の番組に関する詳しい情報をGoogle Nowを通じて取得できる。テレビを接続しているネットワークにAndroid端末を接続し、Google Nowの「Listen for a TV show」(テレビ番組について知る)をタップすれば、出演している俳優が以前どういう番組に出ていたかといった情報や、番組で取り上げられた人物に関する詳しい情報が表示される。たとえば、週末のテレビ番組でNik Wallenda氏がグランドキャニオンの綱渡りをするシーンを見ていたとする。Google Nowを利用すれば、「King of the Wire」(ワイヤーの王)を自称するWallenda氏が、世界最高最長の自転車による綱渡りなど、7つのギネス世界記録を本当に持っていることがわかる。
Google Offers:対象店舗に近づいた時、つまり、まさにクーポンが必要な時に保存したクーポンを思い出させるメッセージを表示できる。Google Nowがクーポンを表示するので、すぐに、そして簡単にクーポンを利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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