UPDATE 「ATIV」は間の抜けた感じがする名称かもしれないが、サムスン電子は、「Windows」に関連するすべての製品名として大きく賭けている。
サムスンが多数の製品を披露した英国時間6月20日のイベントにおいて、ATIVシリーズはその中心的な存在だった。ATIVは、ノートPC、タブレット、オールインワン端末、スマートフォンを含む包括的なブランドとなっており、その製品の一部が紹介された。
サムスンが発表した「ATIV Q」は、Windowsと「Android」を搭載し、タブレットとノートPCの間で形態を切り替えることのできるコンバーチブル端末である。
同端末には、「Windows 8」と「Android 4.2.2」(開発コード名:「Jelly Bean」)の両方が搭載されている。ユーザーは2つのOSをすばやく切り替えることができ、AndroidアプリをWindowsスタート画面にピン留めすることができる。
4つの異なる形態に変化させることのできるヒンジ設計が採用されている。4つの形態とは、フラットなタブレットモード、ノートPCモード、より快適に視聴するために角度をつけてディスプレイを立てたりディスプレイを浮かせたりするモード、ディスプレイを反転させる場合のディスプレイモードである。
同端末の13.3インチディスプレイは、解像度が3200×1800ピクセルと非常に高く、画素密度も275ppiとなっており、解像度は世界最高であると同社は主張している。qHDディスプレイは、明るい日光の下での使用に向けて最適化されている。カメラ用16メガピクセルCMOSセンサ、そして、Intelの「Core i5」(開発コード名:「Haswell」)プロセッサも搭載されている。厚さは13.9mmで、重さは1.29kg。4Gバイトのメモリと、ストレージ用に128Gバイトのソリッドステートドライブ(SSD)を搭載。2つのUSBポート、HDMIポート、microSDカード用スロットが装備されている。
同タブレットには、Evernoteといった人気の高いアプリに対応する「S-Pen」スタイラスも付属している。
サムスンは、Windows 8搭載スレート「ATIV Tab 3」も発表した。
同社は、ATIV Tab 3が世界最薄の「Windows 8」タブレットであると主張しており、「GALAXY」シリーズのタブレットから多くのデザイン上のヒントを得て設計されていると述べた。「GALAXY Note」シリーズやATIV Qと同様に、ATIV Tab 3にはS-Penスタイラスが付属しており、「Office」アプリケーションで使用することができる。
同タブレットには、解像度が1366×768の10.1インチディスプレイが搭載されており、重さは550g、厚さは8.2mm。Intelの「Atom」プロセッサを搭載し、メモリは2Gバイト、ストレージは64Gバイトである。
「Microsoft Office 2013」が無償で同タブレットにバンドルされるとサムスンは述べた。
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