Microsoftが同社の「Xbox One」の「常時接続」のポリシーを180度転換させたことについて、安心と不信感、そして多少の後味の悪さが漂っている。
ゲームの著作権侵害行為を防ぐために、Xbox Oneを使うゲーマーが自分のコンソールを1日1回インターネットに接続することを求める一連の規則や制限をMicrosoftが突然変更したことについて、ゲーマーはフォーラムやコメント欄、ソーシャルメディアなどで自分たちの感想を表明している。
Microsoftは米国時間6月19日に、多くの人から冷やかに受け止められていたこのポリシーを撤回すると発表した。これに対してユーザーからの反応が殺到している。
Xbox OneのFacebookやTwitterのアカウントには、非常に多くのユーザーがこの新たなポリシーの変更についてコメントしている。Facebookには、近況アップデートに対して、投稿後1時間もたたないうちに5万5000人近くが「Like(いいね!)」、1万7000人以上がコメントした。
圧倒的多数の人々が、Microsoftの心変わりを非常に喜んでいるようだ。一般的な「ありがとうXbox」や「やった!」といった書き込みに加えて、人々はこれから発売されるゲーム機を実際に買うつもりだとも言っている。あるユーザーは、「Xbox Oneのポリシーを変えてくれて、本当にありがとう。これで本気で買う気になった。君たちはすごいよ」と書いている。
しかし、まだ懐疑的な人々もいる。あるユーザーは、「この約束が守られるという期待はまだできない」と書いている。一方で、最初からこの方針であれば良かったとして、Microsoftに相変わらずいら立っている人々もいる。ある人は「遅すぎる」と書いているし、別の人は「Microsoftには気の毒だけれど、私の信用を失った」と書いている。
Twitterでも、本稿執筆時点で7500人以上がXboxの発表をリツイートし、2000人がお気に入りにしているが、その反応はほとんど同じだ。実際に、Microsoftが態度を完全に転換したことを踏まえて、このポリシーの変更について意見を言うためだけに、「#Xbox180」という新しいハッシュタグが作られている。
ゲームフォーラムも、Microsoftを称賛する人々と、そのポリシーに不満を言い続ける人々で、活気を取り戻してきている。掲示板サイトのGameFAQsでは、あるユーザーは「既に損害は出ている」と書き、別のユーザーは「Microsoftはそのうちに方針を360度転換させるだろう」と書いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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