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「Google Glass」と男性用トイレのプライバシー--グーグル新デバイスがもたらす影響を考える

Danny Sullivan (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2013年06月21日 07時30分
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 それは避けられない話だったと思う。「Google Glass」をめぐる議論は、トイレの中まで及んでいる。男性用トイレの楽しみを体験したことがない人々、つまり一般的には世の女性たちのために、ここの記事では、Google Glassがわれわれの愉快な経験をどのように変える可能性があるかを考えていく。

 The New York TimesのNick Bilton氏は、Google I/OカンファレンスでGoogle Glassの装着者が自分の隣の小便器に立ったときに、自分に向かって「未来が音を立てて崩れかかってきた」と感じたことについて、優れた記事を書いている。筆者はすぐにそれがどのようなことか分かった。Google I/Oで、筆者も同じようにGoogle Glass装着者に遭遇していたからだ。

 筆者の場合は、トイレに入っていったときに、Google Glassの装着者が出てきて、同じ「未来が崩れかかってくる」感情を経験した。なんということだ。トイレにもカメラが入り込んできたとは。その新しい現実に直面して、筆者は一瞬ショックを受けたが、さらにその先を考えてみた。

 トイレにカメラがあるというのは新しい話ではない。人々はスマートフォンを四六時中持ち歩いている。小便器のところにカメラがあるというのも目新しくはない。片方の手で自分の大事な部分を持ち、反対の手でスマートフォンを持って用を足している迷惑な人たちは後を絶たない。そういうマルチタスク派に言いたい。あなた方は、自分が手で持っているものにそっくりだ。そしてこれは、あなた方がスマートフォンにそっくりだという意味ではない。

男性用トイレにプライバシーがないのは昔から

 この話は、男性用トイレに特有の性質の話につながる。男性が女性用トイレにうっかり迷い込んでしまうというひどい間違いをしてしまったとき、すぐに分かるのはなぜか知っているだろうか(そこには女性がいないとして)。小便器の列がなく、個室が並んでいるだけなのにすぐ気づくからだ。たちまち血の気が引き、トイレのドアに向かって死にものぐるいで走る羽目になる。

 男性用トイレにも個室はあるが、それほど多くはない。小便のほうが大便よりも日常的だ。われわれ男性が用を足すという場合、ほとんどは小便器のところで立った姿勢で行うことになる。そしてそこにはプライバシーはあまりない。

 繊細な読者は、ここから先は読まないでほしい。Google Glassがトイレで果たすかもしれない特有の役割を理解するには、もっと詳しい話をする必要があるからだ。

見えるものと見えないもの

 小便器の種類は非常に幅広い。ハイエンドなものでは、すべての小便器に隣の小便器との間の目隠しがあり、その前に立てば、誰かがのぞき込むことはできない。しかし、これはあまり普及していない。この目隠しというのは、壁から外れてしまうことが多いからだ。

 普通は、誰かと並んで小便をすることになる。その小便器は、設計上、多少のプライバシーなら保つようになっているかもしれない。特に、かなり近寄って立つことができる場合、そうかもしれない。しかし、相当に人目にさらされることを強いる設計になっていると思えるものもある。そういった小便器は高さがなく、むしろ床に近いところにあって小さい。どう考えても最悪の小便器は、スポーツ観戦施設にあるような古いタイプだ。基本的には共用の飼い葉桶のようなもので、それをあらゆる人が使うことになる。

「The Urinal Game」
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