Diggは米国時間6月17日、同社の新しいRSSサービスを来週提供開始し、26日までに全ユーザーを対象に利用可能とする予定であることを、ブログの投稿で発表した。
まもなく廃止される「Google Reader」から直接フィードやフォルダをインポートすることができる同リーダーの最初のバージョンには、基本的な機能に加えて、ユーザーが最も重要であると考える記事を先頭に表示することのできるツールが提供される予定である。今後数カ月のうちにさらなる機能を追加するとDiggは約束している。
Googleは2013年3月に、同社のRSSリーダーを7月1日に廃止することを発表している。
Diggは、同リーダーの開発過程において、1万8000人を超えるユーザーを対象に調査を実施してフィードバックを得たと述べた。その結果、「Digg Reader」と名付けられたこの新しいリーダーは、「クリーンな閲覧エクスペリエンス」を提供し、モバイルアプリがウェブ版と同期し、定期購読、共有、保存、整理が可能なものになる予定だという。
「今回の取り組みは時間が限られていたため、1種類のユーザーに対象を絞る必要があると初期の段階で判断した。Google Readerの廃止によって最も影響を受けるのはどのようなユーザーかと自問したところ、その答えはいたって明白であった。つまり、Readerの可用性、安定性、速度に日々依存するパワーユーザーである」とDiggのブログには記されている。「好都合なことに、そのようなユーザーは開発プロセスに最も協力的なユーザーでもある」(Diggのブログ)
Diggは、リリース後の2カ月間でさらに機能を追加する予定だと述べた。これには、「Android」アプリの追加や、「Buffer」「Evernote」「IFTTT」などのサービスとの統合が含まれる。ユーザーのネットワーク、関心事、好みに基づいてリーディングリストやフィードをソート、フィルタ、ランク付けするツールも追加される予定である。またDiggは、同リーダーの速度を改良し、ユーザーフィードバックの収集を続けるという。これらの作業が完了した後には、検索や通知機能の追加を計画している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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