「Google Reader」はまもなくサービス終了を迎えるが、代わりになり得るRSSリーダーを探しているのなら、「Feedly」を試してみるといいかもしれない。Feedlyは見た目もよく、快適に動作し、Google Readerとの双方向同期の機能まで備えている。また、Feedlyの開発会社によれば、FeedlyはGoogleのサービスが公式に終了した後でも、シームレスに移行できるという。
Feedlyを見て最初に気づくのは、RSSリーダーとしては魅力的なデザインを持っているということだ。Google Readerが意図的に基本的なデザインを採用し、主にリストとテキストで作られているのに対し、Feedlyはもっと洗練された体験を提供している。明るい色、きれいな線、サンセリフ体のフォントが、全体として新しい外見を作り出している。Feedlyでは大きな画像と工夫を凝らしたレイアウトが使われており、このアプリを利用していると雑誌を読んでいるように感じられる。もし、普段使っているRSSリーダーよりも、少しビジュアルに凝ったものを使ってもいいと思うのなら、Feedlyは最善の選択だろう。だが、もしテキストベースのリストが好みなら、このアプリはあなた向きではないかもしれない。
Feedlyを使い始める時には、まずGoogleアカウントを選んでログインする。フィールドにアカウントの情報を入力してもよいし、「Android」デバイスに結びつけられているアカウントを選択してもよい。この際、もともとGoogle Readerを使っている人なら、すべての登録フィード、フォルダ、設定した星マークがインポートされる。そうでない場合は、Feedlyにいくつかのサイトを登録するところから始めることになる。
画面右側にある「Explore」パネルでは、特定のサイトを探したり、カテゴリや興味の内容に基づく、サイトのリストを一覧したりすることができる。これらのサイトのリストは、Feedlyによってあらかじめ吟味されており、新しいユーザーが読む価値のある情報源を見つけやすいようになっている。例えば、ゲーム、ビジネス、デザイン、ガーデニング、ライフスタイルなどのカテゴリに基づく、選ばれたサイトのリストに加え、Etsyサイト、YouTubeのチャンネル、Vimeoのチャンネルを集めたものもある。リストアップされたサイトの1つを登録するには、「+」印をタップし、カテゴリを指定すればよい。Feedlyのアプリに足りないのは、カテゴリ全体を1度に登録するというオプションだ。Feedlyのデスクトップブラウザ版にはこの機能があるが、どういうわけかモバイル版には存在しない。
Feedlyでもう1つ残念だったのは、登録サイトを再整理することができないことだ。カテゴリの名前を変更することや、カテゴリ間の項目の移動を行うことはできない。できるのは項目の削除だけだ(もちろん追加もできる)。
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