IntheStreetは6月17日、サイバーエージェント・ベンチャーズおよびGenuine Startupsが運営するGenuine Startups Fund I L.P.、個人投資家を割当先とする第三者割当増資を実施した。調達額は総額4000万円。
IntheStreetは、“「教える」と「学ぶ」をつなぐ”をキャッチフレーズにしたCtoC型のスキル共有プラットフォーム「Street Academy(ストリートアカデミー)」を開発、運営している。
教えたいスキルや知識を持っている個人が、レッスンやワークショップをプラットフォーム上で提案し、受講者を募ることができる。講座の開設は無料。予約や決済を含め、各種機能をプラットフォーム上で提供する。受講料の15%がサイト使用料となるが、現在はキャンペーン期間として使用料を無料にしている。2012年8月下旬のサービス開始以来、250件の講座を掲載。累積受講者数は1400名に上る。
IntheStreet代表取締役社長の藤本崇氏によると、受講者の集まりやすい講座は大きく2つ。1つは「○○言語を使った初めてのプログラミング」「IT技術のトレンド講習」といった、ウェブやベンチャーに関連する講座だ。これは、トレンドの流れも速いため、一般的にもスクールがあまり存在しないものだという。もう1つは、「渋谷駅そばで朝活ヨガ」といった、時間や場所を限定した講座だ。スクールこそ存在するものの、「朝活」といった特定のニーズを叶えるため、受講者が集まるのだという。
同社では今回調達した資金をもとに、サービスの開発や運営を強化。メニューの細分化やSEOなども進めていく。さらに現在都内に限定してサービスを提供しているが、これを全国に拡大。マーケティングも強化し、1年以内に年間受講者数1万人を目指す。
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