ウェブシャークは3月13日、CtoC向けマーケットプレイス「GarageSale(ガレージセール)」の提供を開始した。
GarageSaleは、個人間で不要品などを売買したり、無償で提供したりできるサービス。出品者側は、(1)あらかじめ価格を設定して出品、(2)価格を設定しないで出品、(3)無償で提供――と、複数の条件から最適なものを選んで出品できる。購入者にも(1)出品者の設定した価格で購入する、(2)割引いてもらうなど価格の交渉をする、(3)自分が出品するアイテムと物々交換する――といった選択肢が用意されている。商品の配送についても、配送、手渡しのいずれか、もしくは両方をあらかじめ決めることができる。お気に入りのアイテムを非売品として展示することも可能だ。
出品者と購入者は、「取引ナビ」と呼ばれるページでこれらの条件を交渉し、交渉がまとまれば、購入者が決済をする。商品が無事購入者の手元に届けば、出品者の口座に代金が支払われる。
サービス名の由来となっているガレージセールとは、不要品などを自分のガレージで販売すること。もともと米国で始まったものだ。ウェブシャーク代表取締役社長の木村誠司氏は、サービスを開始するにあたって注意したことについて、「プレミアがつく商品や中古の商品など、CtoCでの価格設定は、プロでも難しいところがある。クローズドな交渉ページを用意することで、交渉をやりやすくする」と説明する。
GarageSaleでは、出品者の「ファン」になってサイト上でつながるといったソーシャルな要素も備えている。ファンになれば、新規出品のアナウンスが受けられるほか、ファン限定での出品なども可能。このほか出品者がグループを設定し、そのグループ限定で出品することもできる。今後は芸能事務所と組み、芸能人のファン限定でのアイテム販売なども検討する。
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