walkntalkが提供する、CtoC型のコンサルティングサービス「visasQ(ビザスク)」が5月中にも正式サービスを開始する。
visasQは、ユーザーがこれまでのキャリアをもとに得たスキルを登録して、ほかのユーザーの相談に乗ったり、特定のスキルを持つユーザーに相談したりできる、CtoC型のスポットコンサルティングサービス。登録は無料で、利用するにはFacebookのアカウントが必要となる。2012年末よりオープンベータ版としてサービスを提供している。
自身のスキルなどを入力すれば、アドバイザーとしての登録が可能。また、コンサルティングを受けたい場合はその内容をリクエスト(案件)として登録できる。すでにほかのユーザーが登録しているリクエストを閲覧し、自身のスキルで解決できるのであれば、「コンタクトコメント」と呼ぶメッセージを送ることができる。
案件に対してコンタクトコメントがつけば、案件の登録者はコメントを付けたユーザーと非公開のチャットができる。これを通してコンサルティングの内容や条件などをやりとりし、実際に対面や電話、ビデオ会議などでコンサルティングを受けることができる。なお、非公開のチャットではFacebookに登録する氏名などが明らかになるが、そこまでは匿名でやりとりできる。
案件のアドバイス料は、ベータ版では3000円と1万円の2つから選択できる。また、アドバイザーが企業に所属しており、兼業禁止の規定などがある場合、アドバイス料を受け取らずに同社が指定するNPO法人に寄付することもできる。なおアドバイス料はシステム利用料の30%が引かれた上でアドバイザーに支払われる。
サービスを提供するwalkntalkは2012年3月の設立。代表取締役の端羽英子氏は、これまでゴールドマン・サックス証券で企業ファイナンス、日本ロレアルで予算立案や管理を経験。その後MIT SloanにてMBAを取得し、投資ファンドユニゾン・キャピタルでバイアウト投資をしてきたという金融畑の出身。
「以前から起業は考えていたが、当初は食品のECをしようとしていた」という端羽氏、ネット業界の識者からアドバイスをもらう中で、当初のアイデアよりも「アドバイスを提供しあうプラットフォーム」にビジネスの可能性を感じてvisasQの提供を開始した。「例えばコンサルティングと言えば1週間で1000万円といった世界。だが数十万円程度でヒアリングをしたり、アドバイスを受けたりしたい人はいる」(端羽氏)
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