クックパッドとCtoCマーケットプレイスのCyta.jpが連携--まずはユーザーの誘導から

岩本有平 (編集部)2012年12月25日 10時05分

 クックパッドとコーチ・ユナイテッドは12月25日、共同で主婦層をターゲットとしたテストマーケティングを開始する。第1弾として、12月31日よりクックパッドが運営するレシピ共有サイト「クックパッド」のトップ画面から、コーチ・ユナイテッドが運営するCtoCのスキルマーケットプレイス「Cyta.jp」へユーザーを誘導する。また、クックパッドの会員向けメールマガジンでも12月中にCyta.jpへの誘導を図る。

 プロレシピの販売や宅配事業、さらには11月には家計簿サービス「Zaim」を手掛けるZaimへ出資するなど、月間2000万人以上のユーザーを生かすべく新事業や投資に積極的な姿勢を見せるクックパッド。今回の試みも、同社からコーチ・ユナイテッドに何らかの形で協業できないかという声がけがあったところからスタートしたという。


コーチ・ユナイテッド代表取締役CEOの有安伸宏氏

 Cyta.jpは、語学や楽器、デザインなど約140種類の講師が登録し、2900のレッスン会場を展開するCtoC型のスキルマーケットプレイス。2009年にベータ版を公開し、2012年6月に正式サービスを開始。これまで受講したユーザーは9月時点で1万5000人。売上は非公開だが、受講者数、講師数、受講数とともに毎月更新中だという。講師の応募者は、現在月間約2000人。最近では米国のAirBnBやEstyをはじめとしてCtoCマーケットプレイスに注目が集まるが、コーチ・ユナイテッド代表取締役CEOの有安伸宏氏は「よく『CtoC事業者』と呼ばれるが、創業時にはそんな言葉もなかったし、実際のところCtoCもBtoCも関係ない。ユーザーに問題や課題があって、それを解決できるかどうか」と説明する。

 このCyta.jpで提供するレッスンから、クックパッドのメインユーザーである20~30代の女性向けのものを、クックパッドのサイトやメールマガジンに掲載するのが今回の試み。「キャンペーンや広告に見えるかもしれないが、あくまでテストマーケティング」(有安氏)。ここでユーザーの反応を見て、今後より深い提携の道を模索するとしている。

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