「無効化マネージャー」は、端末にインストールされている不要なアプリをかんたんな操作で無効化できるアプリだ。アンインストールが許可されていない純正アプリを無効化することにより、リソースの消費を抑え、端末を軽快に動作させられるようになる。
使い方は簡単で、起動すると端末にインストール済みのアプリが表示される。不要なアプリがあればタップし、アプリ情報の画面から「無効にする」を選択することで、アプリを停止することができる。アプリは現在実行中のものだけを表示することもできるので、判断の材料になる。このほか、無効化してはいけないアプリは、除外リストに追加してうっかり無効化しないようにすることもできる。
本アプリの利点は、端末にプリインストールされている標準アプリを無効化できることだ。一般的にプリインストールアプリの多くはアンインストールが許可されていないので、バックグラウンドで動作させ続けなくてはならず、結果としてバッテリを消費したり、余計なトラフィックを発生させたりする。本アプリはこれらプリインストールアプリ、例えば店頭デモ用のアプリなどについても無効化できるので、リソースの消費を抑え、端末を軽快に使えるようになるというわけだ。
もちろん、必要なアプリまで無効化すると動作の不具合を招くおそれがあるわけだが、本アプリではリストアップされたアプリ名を長押しすることにより、そのアプリが具体的にどのように使われているか、ウェブ上で検索できる仕組みが用意されている。必ず情報が見つかるわけではないが、手軽に検索できるのは、ユーザの側からしてありがたい。
またアプリ情報の画面からアンインストールも行えるので、不要と判断したらまずアンインストールを試み、それが不可能であれば無効化する、といった二段構えの対策を取れる。特定のアプリをアンインストールしたいが、いわゆるアンインストール支援アプリでは対応できなかったという場合、本アプリを使用して無効化するようにすれば、スムーズに端末の操作が行えるようになること請け合いだ。
なおアプリの無効化機能はAndroid 4.0から搭載された機能なので、それ以前のAndroidのバージョンでは無効化の操作そのものが行えない。そのためAndroid 2.3などの端末でプリインストールアプリを無効化する用途には利用できないので注意しよう。
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