Appleは米国時間6月10日、同社の開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference(WWDC)」においていくつかの「iOS 7」向けのセキュリティ強化策を発表した。そのなかで特に興味深いのが「Activation Lock」だ。同社はこの新機能について詳細に説明しなかったが、Macソフトウェアエンジニアリングを率いるCraig Federighi氏によると、これは「iPhone」や「iPad」が不正にリセットされるのを防ぐためのものだという。
要するに、「Find My Phone」の追跡機能が無効化されたり、iPhoneが初期化されたりしても、盗んだ人物が所有者のApple IDとパスワードを知らなければ、そのデバイスは使用できないということだ。
「iOS 7」におけるその他のセキュリティ強化策としては、VPNのアクティベーションをアプリ単位で可能にするというものもあり、これによってユーザーは使用するVPN設定をより細かく制御できるようになる。また、iOS 7ではメッセージのブロックも可能になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」