Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントを務めるCraig Federighi氏が登壇し、端末の最下部から上向きにスワイプすることによって、明るさ、音量、機内モード、Bluetooth、おやすみモード、フラッシュライトにも直ちにアクセスできることを示した。
プリインストールされるすべてのアプリが刷新されている。Federighi氏は、端末のロック解除時に、アイコンが舞い降りてくる様子を披露した。同氏が「Weather」アプリを起動すると、画面上で雲が動いた。「Calendar」アプリでは、スワイプ操作によって表示日を変更することができる。
左からのスワイプによってリスト上のメッセージに戻るという新しいジェスチャも導入されている。「Mail」アプリも刷新された。
次は、メッセージについてである。チャットのバブルは、動かすと軽く揺れるようになっている。左からのスワイプによってメッセージリストに戻るという新しいジェスチャも導入されている。
Federighi氏は、全てのアプリでマルチタスクが使用可能である様子も披露した。常に使用するアプリと時々しか使用しないアプリを区別することによって、マルチタスクを使用する場合でも端末のバッテリ持続時間は長くなると同氏は述べた。基本的にはバックエンドでスケジューリングしている。
AppleによるiOSユーザーインターフェースの刷新は長年の懸案だった。多数のアイコンからなる現行のデザインは、初代iPhoneが2007年に発表されてからほとんど変更されていない。その間に、Appleに競合するGoogleの「Android」やMicrosoftの「Windows Phone」は何度も更新され、スマートフォンソフトウェアのルックアンドフィールを向上させてきた。
iOS 7は現在ベータ版の状態にあり、2013年秋にリリース予定である。iOS 7の新たに刷新されたデザインと機能は、「iPhone 4」以降のiPhone、「iPad 2」移行のiPad、第5世代「iPod touch」を対象にダウンロード提供される予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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