Googleが、モバイル向けの地図とナビゲーションを手がけるWazeを買収することで間もなく合意すると報じられている。どの企業がWazeを買収するのかについては、何カ月にもわたりさまざまな臆測が流れてきた。
Waze設立の地であるイスラエルでビジネス紙The Globesが現地時間6月9日に報じたところによると、Googleは「近いうちに」Wazeを13億ドルで買収することで同社と合意する見通しだという。買収が実現すれば、Googleは自社の地図サービスを向上できるだけでなく、Wazeと買収交渉していたことが5月に報じられたFacebookの拡大を阻止することもできる。
Googleは、Facebookが約10億ドルでWazeを買収することで協議していることを知った後、Wazeに目を向けたようだ。しかしFacebookとWazeは5月、合意に至らず買収交渉を中止したと報じられている。
2007年に設立されたWazeは、経路案内や渋滞回避ルートを他のドライバーの協力を受けて表示するモバイルアプリを開発している。同アプリは、193カ国で4700万人が利用しており、同アプリを使用するユーザーによって編集される地図が特徴となっている。最高経営責任者(CEO)のNoam Bardin氏によると、Wazeはモバイル分野においてGoogleの唯一のライバルだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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