Wazeは、「iPhone」および「Android」搭載機器に対応するアプリをアップデートした。Facebookで出席の返事を送ったイベントへの道順を、住所を入力することなくタップ1回で表示できるようになった。
今回のリリースは、Facebookが地図に実生活上の価値をどれだけ付加できるかを示すものだ。ただし、WazeとFacebookの買収協議が決裂したと報じられて間もないタイミングでもある。
米国時間5月30日にリリースされたWazeのバージョン3.7は、Facebookと深く連携して、イベントに出かける人たちが行くべき場所に着けるようにし、どの友人が同じく会場に向かっているかといった追加のソーシャルコンテキストを提供する。FacebookからWazeにサインインしたメンバーは同アプリの「Navigate」セクションで、「出席」すると返信したイベントを閲覧できる。Wazeがイベント開催場所の情報をFacebookから引き出してくれるので、ユーザーはイベントをタップするだけで走行経路を確認できる。
Facebookイベントとの連携によりアプリユーザーは、同じ会場に向かっているのがどの友人で、何時頃に到着しそうかを地図上で見ることができる。こうした追加の情報があれば、車を相乗りする場合や、特定の誰かが到着した後で会場入りしたい場合などに便利だろう。
Wazeは地域スポンサーから広告提供を受けての地図事業の収益化に力を入れており、今回のリリースも事業拡大につながるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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