米国家安全保障局(NSA)が米国内で発信された数百万件の通話記録を収集していることが、極秘の裁判所命令で明らかになった。
この極秘命令は、米国時間6月5日午後にリークしたもので、Verizonに対して、すべての国内および国際電話に関する情報を、「市内通話も含め」て、「日々継続的に」NSAに提出するよう求めている。
米連邦捜査局(FBI)が入手したこの極秘命令は、秘密裁判所の外国諜報活動監視裁判所(FISC)が発行したもので、The Guardian紙が5日に明らかにした。FISCでは、密室で会合が行われ、その議事録が公開されることはめったにない。今回の命令書には、FISCの判事であり、通常はフロリダ州の連邦地方裁判所判事を務めるRoger Vinson判事が署名している。
Vinson判事による命令は、米国愛国者法第50編第1861条第215項に依拠している。この命令は、FBI捜査官らが「書籍、記録媒体、紙、文書、その他の項目」を含む「有体物」を入手することを認めるもので、広義では、司法の限定的な監視のもとで民間企業のコンピュータデータベースから取り出された情報も含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」