Googleは「Chrome」の新しいバージョンで、同社の検索サービスに対するより自然な会話型の質疑応答インターフェースを利用可能にしつつある。
Googleは1週間前のGoogle I/Oカンファレンスで、会話型検索のデモンストレーションを披露した。検索エンジンから情報を得るために現在一般的に使われる技術的に構築された検索クエリよりも、人の自然な会話に近い検索形式だ。
Googleは、人々が知りたいことをコンピュータが把握して回答する、「スタートレック」に出てくるような検索を徐々に構築することを目指しており、これはその一環である。ゆくゆくは、「Google Glass」の音声コマンドのように、「OK, Google」と切り出すことによって検索を開始できるようになると期待してよいだろう。
このサービスがどれだけの地域に向けて提供されているかはまだ明らかではない。一部のユーザーからは、「インターネットが接続されていない」というエラーが発生するという報告もある。
Googleの声明によると、「検索ボックスの中のマイクアイコンをクリックして自然なやり方で質問すると、音声で回答が得られる」という。
Google会話型検索には、「here」(ここ)が「質問者の現在地」であることや、代名詞が1つ前のクエリの主語を指す可能性があることを理解するだけの能力がある。
Googleが結果を直接提供することもあり、検索結果が通常は他のウェブページ上にあった数年前からは大きな変化だ。検索エンジン最適化分野は、この検索によるウェブトラフィックを中心に成長してきたが、Google自体が回答を提供するようになるにつれて、それがどのように変化するかはまだわからない。
会話型検索機能を利用するには、Googleが米国時間5月21日にリリースした「Chrome 27」が必要だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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