Microsoftは米国時間5月21日、多数の新機能を備えた最新ゲーム機「Xbox One」を発表した。しかし、Xbox Oneではできないことが1つある。それは、「Xbox 360」向けゲームをプレイすることだ。
Xbox Oneでは、チップのアーキテクチャがIBMの「PowerPC」からAdvanced Micro Devices(AMD)の「x86」に変更されたため、Xbox 360向けゲームとのネイティブな互換性がなくなる。Microsoftが将来、人気ゲームの一部をエミュレーションで対応させたり、クラウドストリーミングのシステムを通じてユーザーが旧タイトルを利用できるようにするといった解決法を提供するのかどうかは、現時点では不明だ。しかし、そうした解決法が直ちに提供されることはないようだ。
Microsoftは、後方互換について以下の声明を示した。
Xbox Oneのハードウェアは、Xbox 360のゲームには対応していない。当社は、最先端のプロセッサとクラウドの無限の力を最大限に活用すべく構築された、まったく新しい世代のゲームを動かす目的でXbox Oneを設計した。Xbox 360に対するみなさんの投資については重視しており、新しいゲームと新しいアプリの流通ルートを使って将来まで引き続きサポートしていく。
Microsoftは21日、大方の予想通り、新しいプロセッサとソフトウェアなど、多くの特徴を備えた新型Xboxを発表した。MicrosoftのInteractive Entertainment Business部門のプレジデントであるDon Mattrick氏は、ワシントン州レドモンドで開催されたイベントで、Microsoftが設計開発したかったのは「究極のオールインワンのホームエンターテインメントシステム」だと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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