マイクロブログサービスTumblrが米Yahooによる買収に合意したことが明らかになった。
Yahooは米国時間5月20日朝、今回の買収を発表するとともに、「(Tumblrを)台無しにしないことを約束する」と述べた。Yahooは、Tumblrに対して11億ドルを支払うが、「実質上すべて現金で支払い可能」であることを認めている。
今回の発表は、予期されていた。The Wall Street Journalは19日、Yahoo取締役会が買収を承認したことを報じていた。
今回の取引条件において、Yahooは、月間ユニークビジター数が3億人以上を有するTumblrを完全に別会社として運営することを認めている。Tumblrの創設者で最高経営責任者(CEO)であるDavid Karp氏は同職にとどまる。
Karp氏は20日、「われわれのチームに変わりはない。われわれのロードマップに変わりはない。そして、クリエーターが最良の仕事をできるようにし、自身に見合った聴衆の前に出せるようにするというわれわれの使命にも、もちろん変わりはない」と声明で述べた。「しかし、インターネットを究極の創造的なキャンバスにするというわれわれの夢を共有するYahooおよびそのチームの支援を受けることができて、嬉しく思う」(Karp氏)
Yahooは、Tumblrに関してどのような計画を持っているかを明確に述べなかったが、同サービスが有する500億件以上のブログ投稿は、Yahooのサービスおよび検索にとって価値ある追加になると述べた。Yahooの最高経営責任者(CEO)を務めるMarissa Mayer氏は、今回の買収に関する電話会議において、TumblrをYahooのホームページに統合することを計画していると述べた。
「2つの会社は協業し、シームレスでユーザー体験を拡張する広告機会を創成する」とYahooは述べている。
今回のTumblr買収は、すべてが問題なく進んだ場合、2013年後半に完了する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス