KDDI田中社長、4機種で「十分なラインアップ」--次の戦略は“使いこなし”サポート

 KDDIは5月20日、2013年夏モデルとなるスマートフォン4機種を発表した。

2013年夏モデルは4モデルがラインアップ
2013年夏モデルは4モデルがラインアップ

 すでに夏モデルはソフトバンクモバイルが7機種、NTTドコモが11機種を発表している。KDDIは3キャリアの中で最も端末数を絞り込んできた。

KDDI代表取締役社長の田中孝司氏
KDDI代表取締役社長の田中孝司氏

 これについてKDDI代表取締役社長の田中孝司氏は、「(ラインアップは)当然十分だと思っている。夏の商戦は昔と違ってボーナスシーズンがそんなに広がっていないこともあり、多様な機種をお望みになるのは年末や春商戦。全体を考えても、特長を出しているのでいいかなと思っている」とコメントした。

スマートフォンの普及率5割を超え--次は使いこなしへ

 スマートフォンの普及率は、2014年には5割を超える(KDDI調査)見通しという。

スマートフォンの普及率
スマートフォンの普及率

 KDDIは2012年度を“成長起点の年”と位置づけ、「マルチユース」「マルチネットワーク」「マルチデバイス」の3つの頭文字からなる「3M戦略」を推進してきた。

 これまでは主に“スマートフォンが欲しい人”に向けたサービスを展開してきたが、これを受けてスマートフォンで何ができるか。2013年のauはスマートフォンを“使いこなす”をサポートするキャリアということを提案したいと話す。

 田中氏は「まだ現実じゃないが」と前置きしつつ、「例えば、街を歩くだけで近くのクーポンが届いたら。テーマパークの待ち時間をいつでも0分にできたら。スマホひとつで旅行ができたら──そんな驚きを現実に受けて一歩でも二歩でも進んでいきたい」と意気込んだ。

スマートフォン+リアルな生活をつなぐサービス
スマートフォン+リアルな生活をつなぐサービス

 スマートフォンを画面の中の世界に閉じた情報端末とするのではなく、スマートフォンを核にして買い物や交通、レジャー、仕事、趣味など、リアルの生活と繋がっていく可能性をサポートしていく──それが3M戦略第2弾となる「スマートリレーションズ構想」だ。田中氏は「日常をよりシンプルに驚きのあるものに変えていくサービスイノベーション」と説明した。

スマートリレーションズ構想
スマートリレーションズ構想

 また、今回の戦略に伴い、6月6日より「auスマートパス(スマパス)」をリニューアルするほか、「もっと多くの人にスマホを楽しんでいただき、次のステージにお連れしたい」(田中氏)として、ユーザーの自宅に出向いてサポートする「auスマートサポート」なども発表している。

新auスマートパスの位置付け
新auスマートパスの位置付け

 田中氏は「auは最も革新のブランドでありながら、最もお客様視点のブランドを追求していきたい」と語った。

乗り換えを歌でアピール--新CMを披露

きゃりーぱみゅぱみゅさんはCMの衣装で登場
きゃりーぱみゅぱみゅさんはCMの衣装で登場

 なお、発表会にはCMに出演する剛力彩芽さんと新たにCMに登場予定のきゃりーぱみゅぱみゅさんがゲストとして登場した。

 剛力さんは、CMの撮影で和田アキ子さんが登場することを知らされず、突然本人が登場する「ドッキリCM」で驚いた秘話などを明かしたほか、きゃりーぱみゅぱみゅさんは「♪のりのりのりかえる」と歌う新曲「のりことのりお」を披露。「乗り換えをお願いします」とアピールした。

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