Fitbitの「Flex」レビュー--多機能なリストバンド型活動量計

Brian Bennett (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2013年05月21日 07時30分

 99.95ドルの「Flex」は、Fitbitが販売している個人向け活動量計の最新モデルだ。Flexは完璧だと主張するつもりはないが、入手できるなかで最も完成度の高い製品と言えるだろう。Flexは歩数、および眠りの質を記録し、PCやMacに無線経由で自動的にデータを転送する。装着感も快適なこの製品はさらに、「iPhone」や一部の「Android」スマートフォンとの直接通信が可能であり、防水性も備えている。Nikeの「Nike+ FuelBand」やJawboneの「UP」といった他社のより高価なリストバンド型活動量計と比較すると、Flexはより多くの機能と便利さを低価格で提供することに成功している。

デザイン

 筆者がFitbitの新製品であるFlexを最初に手に取った際、ごてごてしたところがなく簡素で、質実剛健さを感じさせる腕輪型の頼もしい製品だと思った。何と言っても、このデバイスには文字を表示できる画面と呼べるものが存在していない。その代わりにFlexには、黒い半透明のプラスチックをはめ込んだ細長いディスプレイが搭載されている。プラスチックの下には5つの小さな白色LEDが1列に配置されており、点滅によってFlexの状態を示すようになっている。

提供:Sarah Tew/CNET
FitbitのFlexに搭載されているディスプレイはいつかの小さなLEDだけである。
提供:Sarah Tew/CNET

 とは言うものの、その本当のすごさはFlexのしなやかなゴムのようなバンドの下に隠されている。ストラップの内部に備えられた小さなスペースには、Flexを機能させるための真の頭脳とも言うべき電子部品すべてを格納した、すべすべしたプラスチック製の小石のような本体が収納されている。バンドの外側から見えるLEDは実際にはこの小さな本体に埋め込まれたものである。本体の大きさは、現在販売されているFitbitの「One」や「Zip」の半分ほどであり、現行のFitbit製品として最も小さな活動量計となっている。

 LEDとFitbitのロゴを除けば、この活動量計で目につくのは一連の金属接点だけだ。この接点は付属のUSBケーブルとソケットアダプタを用いてFlexのバッテリを充電するためのものである。

提供:Sarah Tew/CNET
Flexの本体ユニットはFitbitの活動量計として最も小さいものとなっている。
提供:Sarah Tew/CNET

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]