MS、「Outlook.com」に「Google Talk」サポートを追加

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2013年05月15日 08時58分

 Microsoft関係者らは米国時間5月14日、同社のウェブメール「Outlook.com」にGoogleのチャット機能に対するサポートを組み込む予定だと発表した。

 Microsoft Outlookブログの新しい投稿によると、「Google Talk」の統合は、「Facebook」や「Skype」のOutlook.com内からのメッセージング機能が組み込まれたのと同じ方法によって、実装される予定だという。

 ユーザーは「今後数日間のうちに」、1回のクリックでGoogleの連絡先に対してインスタントメッセージを送信できるようになるはずだとMicrosoftは述べた。Microsoftは、GoogleのAPIを使用してこのサポートを実装した。

 Neowinが伝えているように、「Googleのチャット統合は『Gmail』ユーザーの間で広く使用されており、これがOutlook.comへの移行をユーザーにためらわせている理由の1つかもしれないことをMicrosoftは知っていた」ようだ。

 Google Talkのサポートは、現時点ではテキストメッセージングに限定されているとThe Vergeは報じている(動画/音声メッセージングは、ユーザーからの要求が多ければ将来的にサポートされる可能性がある)。

 Microsoftは、Outlook.comの受信箱の中からのGoogle Talkメッセージングを可能にするとともに、カレンダー、同社の「People」連絡先リスト、SkyDrive.comにわたってGoogleの連絡先に対するサポートを組み込む予定である。SkyDrive統合では、チャット相手であるGoogle上の友人らとドキュメントを共同作成することも可能になる予定だとMicrosoftのブログ投稿には記されている。

 今回のGoogle統合は、今後数日間のうちにこれらすべてのサービスにおいて世界中で実施される予定である。14日付けのブログ投稿には次のように記されている。

 「Googleチャットの統合は、今後数日間のうちに世界中の全ユーザーに対して提供される予定である。提供が順次開始されるこの期間には、SkyDriveとOutlook.comの間を行き来していると異常な動作に遭遇する可能性があるが、提供が完了次第、その問題は解決される予定である。ほとんどのユーザーに対し、SkyDrive、受信箱、Peopleページの順で統合が提供される予定である。受信箱にまだこの機能が表示されないとしても、もうまもなく提供されるはずだ」

 Microsoftは数週間前、Outlook.comにSkypeメッセージングを組み込む予定だと発表し、まずは「一部の」英国ユーザーを対象に提供を開始すると述べていた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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