開発コード名「Blue」で知られる「Windows 8」OSに対するアップデートは、Microsoftが長年にわたって同社ソフトウェアアップデートに使用してきた命名規則に従って「Windows 8.1」という名称になる予定だ。
Microsoftの「Windows」部門最高マーケティング責任者(CMO)兼最高財務責任者(CFO)を務めるTami Reller氏は米国時間5月14日午前、ボストンで開かれたJ.P. Morgan主催の「Global Technology, Media and Telecom Conference」での講演でこの名称を明らかにした。
MicrosoftがWindowsブログにも記したように、この新しいソフトウェアは2013年中にWindows 8を既に使用しているユーザー向けに無償でダウンロード提供される予定である。
Reller氏はボストンで開かれた同カンファレンスで、「Windowsのスタート画面から簡単に取得できるようにする予定だ」と述べた。
Windows部門はこれまでに、Windows 8 OSの多様なバージョンを739回アップデートしたとReller氏は述べた。しかしWindows 8.1では、これらの頻繁な修正よりもかなり多くの変更が加えられる予定だという。
「これらの週次アップデートで提供できないほど規模の大きなものになる」とReller氏は述べた。
Reller氏は、Windows 8.1に含まれる内容の詳細についてはほとんど語らなかった。例えば、Windowsユーザーが長年にわたって慣れ親しんできたにもかかわらずWindows 8で廃止された「Start」ボタンがこのアップデートで復活するかどうかについては、触れなかった。そのような疑問に対する答えは6月26日にサンフランシスコで開催されるMicrosoftの開発者会議「Build」で、Windows 8.1のプレビュー版が発表される際に明らかになるようだ。
そのような詳細の代わりにReller氏は、同OSのアップデートに対するWindowsグループの「信念を貫きつつ柔軟に対応する」アプローチについて説明した。
「ビジョンを持たなければならない。視点が必要である。そしてそれを一貫して提供する必要がある」とReller氏は述べた。「また常に耳を傾け、学び、賢くなっていかなければならない」(Reller氏)
Windows 8.1の一般リリースの時期については、ホリデーシーズンよりも前になる予定だとReller氏は述べた。ショッピングが最も増えるそのシーズンに店頭に並べる予定の製品に、ハードウェアパートナーがアップデートをインストールのための十分な時間を与えることの重要性を同社は認識していると同氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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